■ ID
| 1289 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 荒川低地中・上流域および妻沼低地における沖積層とその基底地形
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■ 著者
| 石原武志
東京大学 須貝俊彦
東京大学 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| 日本地球惑星科学連合 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地球惑星科学連合2010年大会、平成22年5月27日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では、関東平野中央部の荒川低地中・上流域、および北隣する妻沼低地を対象に、ボーリングコアおよび既存柱状図資料の解析から、沖積層の層序およびその基底地形の形成過程について検討した。その結果、当該地域の埋没谷底面は上流側の妻沼低地へも連続し、利根川右岸沿いまで追跡することができ、形成当時の利根川は荒川と合流して荒川低地を流下していたものと考えられた。また、埋没谷底面は荒川低地と妻沼低地の境界付近で、上流側で高度を不連続に低下させることが明らかになり、この変形は深谷断層の活動を反映されたものと考えられた。また、妻沼低地では、深谷断層の活動に伴う相対的な沈降運動によって、海面低下の影響が軽減され、顕著な段丘地形が形成されにくい条件にあることが示唆された。
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